劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』

何年かぶりのコナンの映画感想…調べてみたらルパンVSコナンの劇場版の感想だった。もう5年前か…。
みんな言ってるけど、今回のコナンは相棒です。キャラとアクション以外は相棒のTVSPか劇場版でありそうな内容。脚本が櫻井武晴だからね。
櫻井武晴さんは何回か劇場版コナンの脚本書いてるけど、一番櫻井武晴らしいというか相棒っぽい空気があったのは『絶海の探偵』ぐらいで他はそこまで…って感じの作品が多かったように思います。
『向日葵の業火』のインタビューによると静野監督がアクション増し増しにするため櫻井武晴脚本や青山先生のアイディアをカットしてしまったとか。実際、静野監督のコナンはアクション多めでミステリー要素が薄い作品が多く櫻井武晴さんの色が強く出てる映画は『絶海の探偵』だけだったと言って良いかもしれません。
で、今回静野監督が降板し立川譲監督に変わったわけですが…そしたらもろに相棒な内容に!監督より脚本家の色が濃い!!極端すぎるわ!!

相棒っぽいコナンではあったけど、全くコナンの作風と合ってないなんて事はなく、これはこれで面白くて新しいコナンとして新鮮さがあり良かったと思います。
…ただちびっ子はアクション以外わけわかんないか退屈だったのでは?と心配になったりします。大人の自分でも全部を理解し切れたとは思えないし。

相棒っぽいところというと今作では警察と公安の対立が書かれています。『純黒の悪夢』でもほんの触り程度に警察と公安の対立は書かれていたけど今作はガッツリ。
何と今作では毛利小五郎のおっちゃんがテロの容疑者になってしまいます。かなり無理のある筋立てなんですが、公安による違法捜査によるものだとか。ああ、凄く相棒っぽい。
小五郎のおっちゃんの容疑を晴らすために奮闘するコナンや蘭たちの様子には胸が熱くなるとともに笑えるシーンもあります。「コンピュータ音痴のお父さんがハッキングなんてできるわけない!」とか割とボロ糞に言われてしまいます(笑)
おっちゃんをハメたのはいったい誰か?コナンの頭脳はあの男を導きだす。安室透…。
メインビジュアルにあるとおり安室さんが今作のメインキャラでありコナンと安室さんの対決が主軸となっています。謎多き男、安室透…彼は敵なのか味方なのか?この対決は緊張感があり見応えがありましたね。安室さんはカッコいいしそりゃ人気も出るわなって納得です。原作、TVアニメや純黒だとコナンや赤井さんに上を行かれてしまい少し格が落ちる感あるんですが、今作では強者のオーラビンビンです。

今作でピックアップされたキャラといえば風見裕也。『純黒の悪夢』で初登場した公安警察官であり安室さんの忠実な部下です。
CV飛田展男であり、安室(アムロ)CV古谷徹と同じくガンダムパロなネーミング、つまりカミーユです。安易だなぁ(笑)
ただカミーユはアムロではなくクワトロ(シャア)CV池田秀一の部下だったけど。
そのうちCV矢尾一樹でジュドーみたいな名前のキャラが出たりしそう。
『純黒の悪夢』ではチョイ役だった風見さん、今作ではガッツリ話に関わります。公安として任務に忠実に励むが、安室(降谷)のやっている事は正しいのか…心が揺れ動く風見。そんな彼の姿も見所の一つでコナンとの関わりもなかなか興味深いです。
風見さんもそのうち原作で逆輸入されそうな予感がします。

映画の中盤、小五郎のおっちゃんの裁判に向けて妃英理つまりおっちゃんの奥さんであり蘭のお母さんが旦那の容疑を晴らすために動きます。英理さんが事件に関わる映画って『14番目の標的』以来ですな。
弁護士やら検事などが現れここに公安も加わり色んな駆け引きが見れるわけですが、割と地味。っていうかかなり地味。なかなか勉強になって興味深い事やってるんだけど動きも少なく割と退屈です。こういう捜査や地味なパートが長い劇場版コナンって珍しい気がしますね、そういう意味でも渋い作品かもしれません。
おっちゃんを救うため、もちろん我らが小さな名探偵江戸川コナンが動くわけですが、そっから物語は急展開へ。
人工衛星落下から東京を守るためコナンと真犯人との対決が始まり、地味な話が一転、映画映えする派手なストーリー展開が繰り広げられる事となります。


犯人の動機や最後のアクションのための人工衛星落下は割と強引なとこあって、そこは良くも悪くもコナンなんでご愛敬ってところがあります。そこが大人の目線として重厚なストーリーと評するには足りないところかな…まあ動機や展開の強引さは相棒でもある事か。
しかし最後のアクションのカッコよさ、安室さんが小五郎のおっちゃんを容疑者に仕立てた理由で多少の粗さは許せてしまいます。福山雅治のEDも映画のテーマに合って良し。まさに終わり良ければすべて良しな映画でした。
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テーマ : 名探偵コナン
ジャンル : アニメ・コミック

劇場版 艦隊これくしょん -艦これ-

見てきました。
意外なぐらい面白かったです!あのTVアニメの続編とは思えないぐらい。まあ自分はTVアニメ版も好きだったけどさ。
艦これをプレイしている提督にこそお勧めできる映画でしたね。
上映してから1カ月以上経っててネタバレがあちこちであふれてるけど、いちお追記で隠しておきます。面白さだけでなく内容までも割と意外なものだったので。


※ここから続きはネタバレがあります

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ONE PIECE FILM GOLD

世間が『シンゴジラ』と『君の名は』フィーバーで盛り上がってる中、旬を過ぎ去ってしまった感のあるワンピースの映画を見てきました。まあ、『君の名は』については後で見る予定だけど。

あんまり良い評判の聞かない映画でしたが、意外と普通に面白い映画で驚きました。普通にエンタメしててワンピースしてて面白い!エンタメ的な面白さではストロングワールドやフィルムZに負けてない面白さだったと思います。
ただストロングワールドの東の海壊滅・フィルムZの新世界滅亡のような世界の危機に直面してないフィルムゴールドは話のスケールが小さいように思えるし、ド直球のナミ救出・ゼファーの悲劇といったものに比べるとドラマ的な面でも弱いし、ロジャーのライバルだった金獅子・海軍三大将の師匠ゼファーに比べると敵の格としても弱くて、そういったところが前二作と比べると評価が劣る原因であるのも最後まで見ててわかりました。

じゃあ、ストロングワールドやフィルムZには無いフィルムゴールドの良さとは何か。それはサプライズだと思います。
ワンピースらしい単純娯楽だと思っていたせいか完全に油断してしまっていて、見事に騙されてしまいました。
騙されるっていう事前情報を知ってると多分、身構えて見てしまうから驚きが半減していたんだろうな。そういう意味では良い状態で映画を見る事ができていたのでしょう。

そういったサプライズ以外にもワンピースお約束のバトルももちろん楽しめます。劇場版だけあって作画のクオリティも高いし動きもキレキレだしエフェクトも派手なので見ごたえがあります。
最近のワンピースの原作では覇気のせいでどうやって敵の能力を突破するか?という能力バトルものの醍醐味を味わえない事がほとんどなのに対して、今作品ではそういったところを楽しめるようになってるところも自分が評価したいところの一つです。
ボスキャラのテゾーロのゴルゴルの実の能力によって、ルフィは自由を奪われてしまいます。どうやったらその自由を取り戻せるかはすぐにわかるのですが、その自由を取り戻すために四苦八苦するのが今作の面白いところだと思います。
ゴルゴルの実のグラン・テゾーロ限定だと最強クラスだけど外だとそこまで強くないっていう制限のついた強さも自分好み。初見殺し的な能力なので能力を先に知っていたら対策できそうではあるが。
後、幹部バカラのラキラキの実も凄く印象に残ります。相手の幸運を奪って自分の運に上乗せする事もできるというチートすぎる能力なのに、それなりに納得できる攻略法を提示してくれたのは驚いた。攻略するのは麦わらの一味一番の癖ものウソップ。こういう知恵を働かせて敵を倒すのはやっぱ似合うなウソップ。
この映画を見てやっぱワンピースは尺的にも悪魔の実の能力にも制限をつけた方がやっぱ面白いものができるんだなって思わされました。
最近というかここ数年の原作は尺がありすぎるので仲間をできるだけ活躍させようとしてテンポが悪くなるし、スナスナの実やゴロゴロの実のような弱点の無い強すぎる能力を持ったキャラのせいであまり駆け引きのないごり押し勝負になってしまい、そういったところが改善されればいいのになと思っていたところに、この映画ですからちょうど良いものを見たような気分です。
ここ最近というかほぼドレスローザ編の不満だな。

ドラマ的な面で弱い以外はエンタメ映画として楽しめる作品であり、昔のワンピースは好きだけど最近のは…って思う人でも楽しめる作品になっていてワンピース好きにはお勧めの映画です。

アクセル・ワールド INFINITE∞BURST

見てきました。自分は原作未読です。
実はあまり評判の良くない映画です。その理由は半分以上総集編で残り30分強ぐらいが新作という映画の構成のためでしょう。
最初っからそういうものだと理解して見る事ができたので自分は結構楽しめました。

総集編パートまで楽しめたのが一番の意外だったところ。アクセルワールドってこうして見ると結構作画良かったんだなと驚かされます。劇場の大画面が映える映える。もしかしたら総集編のところも新作カットがあったんだろうか。
あらためてこの作品の設定とキャラは魅力的だったのだなとも思いました。やっぱ同作者のSAOよりこっちの方が好きだわ。
後、もっ先こと黒雪姫先輩可愛い。中の人の演技が未熟だが、それが可愛さにも繋がってる。新作パートだと三澤紗千香さん、だいぶ上手くなってる事がわかります。が、棒気味だった時の方が味があった気もするのは悩みどころ。


総集編を終えるとお次は本番の新作パート。TVアニメ版が終わった後からもっと先の話であるため原作未読の人からは、こいつら誰??ちょっと説明してくれよ!?という不満が噴出するという事で問題の新作パートです。
でも、TVアニメに出てきてない原作のキャラたちはそこまで大きく話に関わってこなくて、ハルユキ君たちを助けてくれる仲間たちという程度のものなんで、wikiでさらっと予習するぐらいで十分理解できると思います。
こうして見るとこの映画がどういったものかを事前に説明する事ができていたら、もう少し不満は少なくなっていたんじゃないかと思ってしまう。まあ、それやったらお客さんがさらに減るだろうからなぁ。でも、信用ってのも大事と僕は思いますよ。

新作パートは加速世界の危機に、ハルユキたちが仲間やかつて敵対していた勢力とともに立ち向かうという良くも悪く単純明快なお祭り映画です。まさに原作ファンのための映画なんでしょうけど、画面の華やかさや派手な戦闘シーンのおかげで原作未読の自分でも楽しめました。
キャラ勢ぞろいして世界の危機に立ち向かうという展開といい時間の短さもあってか、なんか昔の東映アニメフェアやドラえもん映画での30分ぐらいの映画的な作品のように思えました。東映アニメフェアだとデジモン、ドラえもん映画だとドラえもんズかな。(ワンピース目当てで見に行った東映アニメフェア、デジモンの事良く知らないのにワンピースより楽しめた記憶があるw)

十分楽しめた作品だったんですが、原作を先に読んでたらもっと楽しめただろうなと思うと惜しい気持ちもあります。
原作ファン向けの映画だと言われていますが、原作未読の自分みたいなものにとっては原作催促のための映画であったとも思います。

ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE

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ルパン三世:栗田貫一、江戸川コナン:高山みなみ 他

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色もの企画かと思われたTV版のルパン対コナン。それが思わぬ好評を得て、ついには映画化までしてしまうとはねぇ…。自分も、最初この話を知った時、絶対失敗するわwと思って、ネタ的な意味で話の種にでもしようかと思ったら、これが面白くて。少なくとも近年のルパンSPや不調時のコナン映画よりは面白かったですね。


さて、調子に乗って映画化までしちゃったルパン3世対コナンの感想です。
映画のおおざっぱな感想をさせてもらうと、どっちのファンも楽しめるよくできたファンムービーで、TV版に負けないぐらい面白かったです。TV版よりアクション多めかな。
TV版以上にギャグ多めでコナン側のキャラが結構崩れているので受け付けない人がいるやも。
この映画を見ようと考えている方は、TVSP版を見てないなら先に見る事をお勧めします。色々リンクしてるところとかあるので。

※ここから続きはネタバレがあります。

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テーマ : 日記とアニメ・マンガ関連ごちゃまぜ
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