2015年冬期アニメ感想(総括)

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞

いやあ、あんだけ好き勝手やってここまで綺麗に終われる事ができるとは思ってもいませんでした。
2クール目を振り返ってみると、若干パワーダウン化した感じは否めません。その原因はもっと重要キャラでライバルになると思われたサラがあっさり味方化したりエンブリヲという分かりやすい悪役を倒す事に話が集約し単純化した事にあると思います。アンジュVSサラVSエンブリヲの三つ巴にした方が面白かったと思いますが、話をまとめるためには仕方がなかった事だなと今では思えます。好き勝手やってるようで、ちゃんと話を畳むために物語を進行させていたんだと感心します。
中盤、ダレたけどそこをキャラの面白さで持たせていた点は流石。いやあ、ほんとキャラを立たすのが上手いアニメだったわ。主役のアンジュは元より、敵のエンブリヲのインパクトはデカすぎた。この二人のキャラだけでも語り継がれるアニメになると思います。
終盤、タスクとモモカ死亡回からは怒涛の展開で最終回まで突っ走っていったような気がします。まあ、あの二人生きているかもと思っていたけど、まさかあんなにアッサリ生きて出てくるとは(笑)これもこのアニメだから許される事であり、このアニメならまあいいやと思わせる空気を作れたからできた事です。
思えば、アンジュというキャラもどんな身勝手な行動とっても、まあアンジュならそれでいいかと思わせられた時点でズルい。自分の事を棚に上げて暴徒を殺して妹を説教してもアンジュだから許される。そのシーンが割と名シーンみたいになってるんだから凄いわ。
そして、最終回、これでもかっつうほどエンブリヲを罵倒して勝利、こんなにスカッとするラストバトルもないかもしれないなぁ。これもアンジュとエンブリヲの二人のキャラによるところが大きい。
元の世界は滅茶苦茶、でも責任なんて取らない自由に生きる、身勝手すぎる、アンジュ達はハッピーエンド、だけどそれが良いと思える最終回でした。元の世界でのシルヴィアのひゃっはーっぷりでフォローしてるしね。

無駄にエロいし、下品だし、グロもあるし、キャラは非常識なキャラばっか、なかなか人に勧める事のできるアニメじゃないけど、そこが良いアニメでもあり、とんがりまくってるように見えて割と王道なストーリーだったりバトルも見ごたえあったりとちゃんとやる事はやってるアニメであったところがただの飛び道具アニメじゃない点だと思います。
作画だけはもう少し良ければなあと思ったり。
完成度では白箱の方が上だけど、インパクトと好き度ではクロアンの方が個人的に上でした。


SHIROBAKO

このアニメのおかげでより楽しくアニメを見れるようになった気がします。いやあ、本当に大変だねアニメを作るって。
1クール目と違い、原作ものを手掛ける事になり、それにともなう苦労や新キャラ加入による変化など2クール目も見所盛り沢山で面白かったです。
新キャラだけでなく、1クール目からいるキャラたちの掘り下げも行われ、づかちゃんがやっとこさ報われて本当に良かった。あの話は感動ものですよ!対してタイヤことみーちゃんの掘り下げはちょっと微妙。尺が足りなかったのもあるだろうけど、アニメにとって新しいCGという分野で話を作るのは難しかったってのもありそうだなぁ。

最初、アニメを作る話となると、もっと生々しいものになるか、あるいはリアルの話をほとんど無視してファンタジーとなるかと思ってたのに、ちょうどいい塩梅で作られてるのに驚きでした。リアリティとエンターテイメントのバランスが良く、そこらへんはさすが水島監督と言えるものだったと思います。
アニメを作る話となると他にも色々できそうなので、できる事なら二期に期待したいです。


探偵歌劇 ミルキィホームズ TD

正直、こんなに良いアニメになるとは思っていませんでした。
ミルキィアニメのギャグ、ゲーム版の探偵もの要素、今回の新要素のアイドルなど色んなものを詰め込んでグダグダにならずちゃんとまとまったものができたのは結構凄い事だと思います。
ふたりはのカズミちゃん・アリスちゃん達の使い方もちょうど良かった。特にカズミちゃんは主役だった時より輝いていたなw
マリネちゃんもツッコミもできるしボケもできるし、彼女の成長物語として良くできててかつミルキィ達を立ててるのが良かったなあ。
ミルキィの4人もギャグやりつつも真面目にちゃんと探偵やったりトイズで活躍したりと上手い事バランス取れてて良かった。探偵できてトイズもちゃんと使えるあたりが1・2期の時と比べて成長を感じさせてくれて良かったです。
小衣ちゃん以外のG4も出てきて欲しかったし、怪盗帝国ももう少し出番欲しかったけど、キャラ多すぎてグダグダになる事を考えたら仕方なしか。
映画も本当にあるか知りませんが期待したいと思わせるミルキィ4期でした。
個人的にミルキィシリーズ毎の評価は、1期>TD>2期>ふたりは。


幸腹グラフィティ

冬のアニメで見てて一番安心できたアニメでした。まさに実家のような安心感。他の日常ものと違い、リョウときりんの二人が基本で友人の椎名さんも含め他のキャラはオマケで、リョウときりんの百合夫婦の生活を楽しむアニメだったような気がします。
二人の食を通しての生活が基本であり、学園ものとか女の子大勢の日常ものとは違う二人の生活が中心だったから生まれた安心感だったのでしょう。
それゆえに幅が広がらず、狭いコミュニティの中での話が基本の日常ものの中でもより狭い話になりメインとなるキャラは少なかったので思ったより人気が出なかったんだろうなあ。他人がどうあれ、自分が好きであればいいというスタンスだけど、二期が作られる事がなさそうなのは残念。
ともあれ、このアニメは自分の一週間の癒しでした。


アイドルマスターシンデレラガールズ

シリアス展開になると脚本がちょっと雑になるとこ以外は、王道なアイドルストーリーで満足です。
問題は作画。作画崩壊とまでなるほど酷いというわけではないんですが、時々崩れる事があったり、肝心のライブシーンが止め絵ばっかりだったりと後半は気になるとこが目につきました。13話ラストの「GO IN!!!」だけは流石といえるデキでしたが、やっぱ映像的な面で言うと1話と3話がピークだったなと思ってしまい残念。
やっぱクオリティアップのためには2クールを分割にするのはやむなしだなぁ。

話は変わりますが、モバマスと比べるとラブライブはちょっとファンタジーよりのアイドルアニメなんだと思わされました。武内Pや名も無い裏方の仕事がちょくちょく挿入されアイドルという仕事は裏方の人々の影の努力によって成り立つ事がこのアニメでは書かれています。ラブライブも裏方の仕事ぶりが書かれてる事もあるけど、武内Pのような裏方代表みたいなキャラはいないためやっぱりモブでしかありえません。そして何よりラブライブはモブの仕事ぶりが学生とは思えんぐらいの仕事ぶりですw どちらが良いとか悪いとかがあるわけではなくモバマスはラブライブに比べるとリアルより、ラブライブはモバマスと比べるとファンタジーよりなのかなと思った次第です。
後、モバマスはプロのアイドル、ラブライブはスクールアイドルであり部活動に近いというのもあると思う。


アルドノア・ゼロ

2期の途中まではこりゃあ面白い!めっちゃ続きが気になる!だったのに、終盤は思ったより盛り上がらず、そのまま失速して終わってしまいました…。まるで打ち切り最終回のような無理やりなまとめ方。本当は映画が3期まで続けるつもりだったけど、思ったより人気が出なかったので強引に話をたたみましたよみたいな終わり方だったように思います。…どっかで見たなこのパターンって思ったらヴヴヴだ…。
姫様がぽっとでのクルーテオJrと結婚して地球と火星の戦争は終結しあっさり和平、タルシスの未来予知はあっさり攻略と、そこらへんどうやって解決するのかなあと期待していたとこを過程を書くわけでもなくたいした事もせずに解決と最終回はガックシとなる事が多かったのもこのアニメ自体の評価も微妙なものにしてしまったなあ…。
先の展開を期待させるのは上手かったけど、その答えがガッカリとなる事が多かったアニメのように思います。
まあ、それでも2クール楽しむ事ができたのでこのアニメを駄作だというつもりはありませんし、イナホ・スレイン・アセイラムの三人の主人公の結末としてはこれはこれで良かったんじゃないかなあと思います。
後、最終回はスレインとともに最後まで戦う騎士たち、スレインとの別れに涙するレムリナ姫といったスレインに魅せられた人々の結末も良かった。今、思うと二期はスレイン側の人間ドラマが面白いから楽しめてたんだなぁ。


ガンダム Gのレコンギスタ

良い意味でも悪い意味でも若々しいな富野御大。戦闘シーンがとにかくカッコイイ。
他のロボットアニメが保守的だと思えるほど、戦闘に関しては新しい事に挑戦しててかつカッコ良かったです。良いとこに対して悪いとこはとにかく、やりたいとこ詰め込み過ぎ!やりたい事詰め込みすぎて、一つ一つの描写が浅くなり、まとめる事ができないなんて普通若いクリエーターがやりそうな事だよなぁ。もう少し絞った方が良かったと単純に思います。
重要人物がついでみたいに適当に殺されるとか、ちょっとなぁ。そこはあまり重要じゃなくてもっと大事なとこがあるのはわかるけど、やっぱりしっかりと消化して欲しいと思ってしまいます。

勢力が入り乱れ、混戦状態になっている状況は、現在の戦争は連邦VSジオンのようなわかりやすい構図ではなく、多くの思惑が絡み合ったものである事を反映しての事なんだろうか。それをやろうとする意欲は素晴らしいし、新鮮ではあったけど、2クールだと無理があったよなぁ。
“戦争に憧れている”という事が危険であるというのは今の日本の社会に対するメッセージであり、他のロボットアニメにはないものでした。他のロボットアニメでよくある反戦テーマをより今の日本に合わせたものに変えたのは評価されるべきだと思う。他にも色々挑戦的な事をしていて、新鮮で面白かったのですが、活かせ切れなかったのが惜しい。
凄く挑戦的で面白いアニメではあったけど、惜しいアニメだったと思います。
もう少し、絞って分かりやすくした方が良いと思うけど、そうするとGレコの魅力が萎んでしまいそうな気もするのがやっかいなところ。ごった煮感もこのアニメの魅力でもあったのかなぁ。


アブソリュート・デュオ

序盤のテンポの良さが、キャラとバトルが増えるにつれ無くなっていったのが残念。後、バトルがもっさり気味だったのも序盤に感じた面白さが減少したと感じた理由だろうか。それでもヤーちゃん事ユリエをはじめトールハーレム(トラ含む)のヒロイン達はみな魅力的でキャラものしては十分楽しめました。
最終回もちゃんと正ヒロインのユリエとの絆を深め、一応ボスキャラであろう敵を倒すというちゃんとやるべきをやって終わらせたので良い視聴後感でこのアニメを終える事ができました。やっぱベタってのは良いよねと再確認。


デュラララ!!×2

序盤はなかなか良いスタートダッシュを切ったが、中盤から1期の1クール目と同じくスローテンポになりダレてくる。
終盤面白くなってくるが、それでも1期の1クール目終盤~2クール目の面白さには及ばなくやっぱ3期・4期のための準備期間って感じがしたなあ。このままインターバルを置かず一気に2クールをやった方が良いと思うんだけど、ちょくちょく作画が崩れてたり動画枚数があきらかに足らないと思わしき回がちらほら見れたので、仕方ないって思ってしまう次第です。
変わっていく池袋という街に置いてかれてないようにするため堕ちた帝人、やりたい放題やったしっぺ返しをくらう臨也といったなかなか衝撃的なイベントで終わらせたので(と言っても臨也が最後やられるのは1期の時と同じなのでお馴染みのオチのように見えるw)、続きが楽しみです。


艦隊これくしょん

色んな意味で話題作となってしまった艦これアニメ。個人的には世間で言われるほど糞アニメではなかったと思う。でも、良作だとは口が裂けても言えない。

まず最初に話題を呼んだ如月轟沈。轟沈した事よりもその後の4話の方が問題だった事も話題になりました。
キャラ死亡回の後にギャグ回やるなんてデリカシーがないにもほどがあると思うけど、ギャグとシリアスを全部混ぜてやっていくというのがこのアニメのコンセプトである事を考えたら、4話は結構頑張ってたのではないかと今では思えてくるような気もします。
金剛姉妹が一通りギャグやった後、金剛が吹雪を守り、そうやって吹雪がどうやったら睦月を慰める事ができるのかを知るあたりの流れは結構好きです。
まあ、それでも、ちゃんと真面目にフォロー回をやった後に別の回でギャグ回をやった方がベターだったと思うけど。
如月が死んだ意味については、歴史の強制力についての伏線なんだろうけど、上手い伏線の張り方じゃなかったなあ。もっとわかりやすく赤城先輩が如月の死を夢に見るとかやった方が良かったと思う。

その後の中盤5話~8話は突っ込みどころを割とあるけど、そういう事を無視しても良いと思えるぐらい面白いと思います。スタッフ的にもこいう話の方が向いてるんだろうなあ。
個人的に第五遊撃部隊の話が面白かった。個性派ぞろいの艦娘たちの中で吹雪が奮闘し、ちゃんとチームとしてまとまっていくのはベタだけど面白かったなあ。

割と面白かったと評判の中盤と比べ、とにかく批判の多い後半。
とにかく、提督、提督が悪いです。9話、10話も良いとこもあるんだけど提督が全部台無しにしてしまってます。
夢で見たから吹雪を重用したとかね、もうアホかと。後で吹雪が歴史の力に逆らう事ができる事を見せた事から、この子が好きだからとか可愛いからとかそういう理由だけじゃない事はわかるけど、ほんとデリカシーが無いしスタッフ、アホだな。
如月の事を含め、他の事は擁護できても提督の事だけは無理。誰かこんなの駄目だと止める事ができなかったのかなぁ。

10話の提督に比べたら、11話は最終回前の引きとしては面白いし、最終回も割と面白かったと思えます。
最終回のご都合主義の連発についてはまあ、いちおう説明可能な範囲だし(それでも説明不足だと思うが)、歴史の強制力についてはあいまいな表現で濁さないといけないのも理解できるし、全員集合して敵を倒すというのはやっぱ燃えるしね。最終回についてはストーリーより作画と演出の方が問題だと思う。作画はガタガタだし構図や演出もチープで現場が苦しい事が伝わってきました。ディオメディアが4本抱えてたせいでついに最終回で体力が切れてしまったって感じだろうなあ。噂によると続編を作るために、急遽脚本を変えてスケジュールがおかしくなったとかいう話もあるとか。なんにせよ、続編はこんな事にはならないようにしてもらいたいです。

デキが良いとは言えない艦これアニメ、でも自分は嫌いになれない、むしろ好きなアニメでした。
それは主人公の吹雪が可愛かったからという事に他なりません。ちんちくりんで、空回り気味の頑張り屋で、お姉さんたちに可愛がられてて、地味ッ子なのになんか性的で、いやあ、なんかもう色んなところが自分のツボにハマって困りました。
ブッキーの可愛さだけで、それだけで見て良かったと思えるぐらいです。
その他、キャラの関係性も良かったですね。吹雪・睦月・夕立の仲良し三人組も良かったし、食べて風呂入ってばっかだったけど吹雪を時には優しく時には厳しく接し導いてくれる赤城先輩、楽しくて頼りになるアネキ分の金剛さん、第五遊撃部隊の面々なども自分の好みにピタッとはまってたような気がします。まあ、その関係性を上手く活かせていたかどうかは微妙だったかもしれないけど。

吹雪の成長物語としては、色々歪なとこもあったけど、なんとかやり遂げる事ができたのではないかと思っています。
11話で吹雪が赤城先輩にこの鎮守府のみんなが好きである事を伝えたシーンが吹雪の成長物語のハイライトなのでないかなあと個人的に考えてます。鎮守府とその仲間たちを愛し、その仲間たちに愛される存在となった吹雪のこれまでの道のりを思うと普通にぐっと来る良いシーンです。その吹雪に感極まる赤城さんも良い。
スタッフ的には12話の提督の言葉をみんなに伝え仲間を奮起させるシーンが吹雪の成長物語の到達点という事にしたいんだろうけど、透明な提督の事言われてもこっちは何の感情も湧かねえよ…。ほんとこの提督については失敗だった。

こうして語って見ると色々惜しいアニメだったなと思ってしまいます。続編では今作にあった良い点を伸ばし、悪いとこを改善する事を願っております。
余談ですが、アニメがきっかけでゲームの方も始めてみました。


上に行くほど個人的評価↑です。

評価A:クロスアンジュ 天使と竜の輪舞、SHIROBAKO、
評価B:探偵歌劇 ミルキィホームズ TD、幸腹グラフィティ、アイドルマスターシンデレラガールズ、アルドノア・ゼロ、ガンダム Gのレコンギスタ
評価C:アブソリュート・デュオ、デュラララ!!×2、艦隊これくしょん


艦これの感想が長い…。一番評価低いけど、一番好きになってしまったアニメは実はアニメ艦これのような気がする。ゲームも始めちゃったしね。
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