ラブライブ!サンシャイン!! 13話

賛否両論で幕を閉じたラブライブサンシャイン最終回の感想です。
個人的には肯定派です。
ですが手放しでは誉める事はできなくて、ちょっともどかしいところもある最終回だったと考えてます。
サンシャインは8話~12話までの話が自分の中で凄く評価高くて、最終回がもっと良い物である事を願っていたという点でももどかしい最終回でもありました。


ラブライブ地区予選のため練習に励むAqours9人。メンバー9人が全員集まるのに時間かかった分、こういう練習風景が見てて余計楽しいです。最終回であるため、それぞれキャラの人となりや関係性の総決算をやってると思うと感慨深くなります。ジャンケンで負けたらアイス買いに行くとかまさに学園ものの青春って感じで良いですよね。
地区予選突破のための練習は順調に進んでいましたが、もう一つの問題である廃校については全く解決の目処が立っていませんでした。学校説明会の参加者の数はなんと0(ゼロ)!
学校に人が来ない!どないしようかと千歌ちゃんが悩んでる時にモブ3人組がやってきます。

モブ3人組は一生懸命頑張ってる千歌ちゃんに感銘を受け、千歌ちゃん達のように輝きたい、学校を救うために何かしたい、スクールアイドルになってみたいと言います。
はい、よく挙げられる最終回批判の一つです。モブ3人が唐突にこんな事言いだしたら、そりゃあ視聴者は戸惑いますよね。
アニメスタッフは何を考えてモブをライブに参加させようと考えたのか。
モブ3人組の言葉に千歌ちゃんは涙を流します。μ'sに憧れて穂乃果さんのように輝きたいと夢見てスクールアイドルになった千歌ちゃんにとっては、自分を見て輝きたいとスクールアイドルになりたいと思う人が現れた事はそれほど嬉しい事だったのですね。
つまり輝きたいという願いを繋げていくというのがアニメスタッフが最終回でやりたかった事なのだと思います。
しかし、唐突である事はやっぱり否めません。もう少しモブが千歌ちゃん達に関わってる話を12話までにやって伏線を張っておくべきだったと思うし、スクールアイドルになりたいまで言わすのはやりすぎな気がします。
最終回はやりたい事が先行しすぎてるなとも思います。ラブライブは無印、サンシャイン通してアニメスタッフがやりたい事を優先して、そのせいで脚本が強引になる事は結構ありましたが、最終回はその傾向が顕著に出てます。

喜ぶ千歌ちゃんと対照的に不安そうな顔をする梨子ちゃん。何を悩んでいるのか。
その夜、千歌ちゃんと梨子ちゃんはお互いの家の窓を開け夜空の下で毎日の日課のおしゃべりをします。いいよね、お隣同士で二人でおしゃべりなんて。毎日の日課ってのはほぼ自分の願望だけど。
この二人の語り合いもこのアニメが好きなポイントの一つでした。何か梨子ちゃんの声がいつもより優しいし、千歌ちゃんも凄く楽しそうなんだよね。そりゃあ曜ちゃんも曇るわ
千歌ちゃんの提案はモブ三人組に一緒に歌ってもらうという案でした。多分コーラス的なものとか合唱をちょっとしてもらうとかでしょう。良かったまだ現実的な考えで。まあ、やっぱりそれで無理あるんちゃう?って思ったりするけど。

そんな二人がしゃべってる間に謎の女の子が現れる。お母さん!!??しかもくぎゅううううううううう!!!!
ここに来てこんなサプライズが用意されてるとは…。パッと見、千歌ちゃんの妹に見えるぞ。これで三児のお母さんとかマジ半端ない。そりゃあ、梨子ちゃんもお化けって言いそうになるわ。
何のために出てきたのかと思ったら、千歌ちゃんママがつぶやいた言葉は意味深な「やめない?」
曜ちゃんも千歌ちゃん相手に出してるワード「やめない?」
今まで色んな事をやめてきたから出てくる言葉なんだろうけど、それ以上の意味がありそう。ここらへんは二期への伏線かな?
花田先生なら伏線無視しそうとか言っちゃいけない。

ついにラブライブ地方予選の日。
何とモブ三人組は内浦の生徒を大勢連れてきやがりました。いや、どうすんのこれ!?
大勢で歌って踊ってインド映画的な事するのか!?と思っていたら梨子ちゃんがここでストップをかける。
ルールを確認したら事前にエントリーした人間しか歌えない、ステージに近づくのも駄目なんだとか。
まあ、そりゃあそうですよね。モブ達は応援するだけに留める事に。

場面変わってAqoursの待合室へ。
この時の1年生、2年生、3年生それぞれの学年ごとの会話が良いんですよ、ほんと。特に3年生。彼女達の過去を想うと泣けます。
2年生組は千歌ちゃんの台詞が良いです。

「これからも色んな事があると思う。嬉しい事ばかりじゃなくて、辛くて大変な事だっていっぱいあると思う。でも私、それを楽しみたい!全部を楽しんでみんなと進んでいきたい!それがきっと輝くって事だと思う」


これからのAqoursの物語をもっと見たいと思わされるとともに、逆にこれで終わっても良いんじゃないかって気分にもさせられます。彼女たちにどんな未来が待っているのか、それは視聴者のご想像にお任せします…って感じで。
一旦区切りをつけて二期へ繋ぐための最終回にふさわしい言葉だったと思います。
そして、内浦のみんなが待つライブ会場へ―――。


はい、ここで大きく批判の対象となっている寸劇シーンに入って行きます。
Aqoursがこれまでたどってきた軌跡を寸劇として語っていくわけですが。アニメの劇中だと好評ですが、現実世界だと逆に不評でした。個人的には好きなんですけどねえ。これまでの事を思い出して自分はぐっときました。この時のBGMも良いんだよな。
まあ、寸劇入る前にライブの前にアピールタイムがあるって言ってた方が、ライブで好き勝手やってるって批判は無かったかもと思ったりします。そういう小さいけど大事な配慮が足りないのが最終回で不評が多い原因かもしれません。
今までのラブライブでもそういう事をやっていたから細かい事はカットしていたから良いじゃないっていう考えもアニメスタッフにあったかもしれません。が、ラブライブだから、それで良いじゃないって甘えるのは作品のクオリティを下げていく原因の一つだと思うので、~だからそれで良いじゃないっていう考えでアニメを作っていくのはできるだけ控えた方が良いと思います。


寸劇に話を戻します。寸劇で1、2年生の加入は問題なくお客さんにお見せできると思うんですが、問題は3年生。3年生の話自体は視聴者からしたら良い話ではあったけど、あの修羅場を観客に全部見せて大丈夫なの!?って気になっておりましたら…

「生徒会長の黒澤ダイヤですわ!」 「スクールアイドルやるんだって?」 「ハロー!エブリバーディ!」

カットしやがったwwwwwwwwwwww
まあそれで正解だと思う。全部やったらどんだけ長い寸劇になるねんって話になるからね。つうか、何だその後輩たちのピンチに颯爽と現れた頼れる先輩たちみたいなノリは!
寸劇が良かったと思っていながらも寸劇の中で一番良かったと思ったのが突っ込みどころ満載の3年生登場シーンでした。
それまで溜めたものを爆発させてるかのように3年生は加入してから色々ハッチャケすぎだと思う。まあダイヤさんは加入前から結構ハッチャケてたけど。

寸劇が終わりお次は本番のライブシーンです。ここの寸劇からライブへの流れが凄く好きです。
Aqoursのメンバーが1から9へ次々と声を挙げていき、最後に応援してくれている内浦のみんなが「10!」と叫んで
「0から1へ!アクアーサンシャイーン!!」
そしてお待ちかねのアニメラブライブサンシャインの大トリを飾る「MIRAI TICKET」!
この一連の流れは手放しで素晴らしいと思えるシーンだと思います。
もちろん「MIRAI TICKET」自体も良い歌だし映像も素晴らしいです。演出が良いというだけでなくAqoursのメンバーみんな可愛く魅力的に描写されているという点でも優れています。まさにアニメラブライブサンシャインの最後を飾るにふさわしいライブだと思います。

さてこんな素晴らしいライブシーンでも、批判されてるところがあります。千歌ちゃんが観客を扇動し、ルール違反となっている観客がステージに近づくという行為をさせてしまった事です。
実際これは批判されても仕方の無い描写だと思います。やっぱりアニメであろうと主人公たちにはしっかりルールを守る良い子でいて欲しい、常識を守って欲しいと思うものです。
では、何故アニメスタッフはルールを破る事をさせたのか。おそらく失格になろうともルールを破ろうとも得るものがある、大切なものがあるという事を描きたかったのだと思います。
しっかし、今回の話に関してはルールを破る必然性がかなり弱いです。ルールを破らなくても輝く事はできたし、学校入学者を増やす事はできたと思います。とにかくルールを破ってでも、これをやらなくてはいけないっていうほどの必然性が無いんです。
やっぱりこれらの描写に関してもアニメスタッフのやりたい事が先行しすぎていると思います。
千歌ちゃんは「入学希望者を増やすために、みんなで歌うが良い」と考えていたのでしょう。
その考えは千歌ちゃんらしくあり尊重したいけど、やっぱ必然性に弱かったですね。

脚本的には説得力に欠けていても、映像的にはパワーがあって感動してしまうほどの力があったと思います。
みんな輝こう!!といってソロで「MIRAI TICKET」を歌う千歌ちゃんの輝きっぷりが本当に凄くて、無理な展開も納得してしまうんですよ。
観客たちのサイリウムの光に囲まれ本当に輝く存在となったAqours。
輝きたい…みんなと輝きたいと願ってスクールアイドルとなった千歌ちゃんの夢が叶った瞬間でした。
描写に問題がある個所があれど輝きたいとう夢から始まった物語の帰結としては綺麗に修まった最終回だったと思います。

でもライブ会場を飛び出したのはやりすぎ。千歌ちゃんもアニメスタッフも。
場面が海に変わった事からして演出なんだけど、それでもやりすぎだわ。これに関しては全く必要の無い描写だったと思う。


まあ、こんな感じで問題点は多々あれどそれ以上に良いところがあって、それが勝った最終回だったと自分は結論付けています。
ですがもっと良い最終回にできたとも思っているし、μ's版の1期最終回やサンシャインでも他の回に負けてると思っているので、勿体ない最終回でもあったと思っています。
ですが欠点があるという事はまだ発展性があるという事であり、この最終回の不評をバネにしてより良いものをラブライブサンシャイン二期で作ってくれる事に期待しております。
サンシャインアニメの総評は夏期アニメ感想(総活)でする予定です。
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