魔法少女おりこ☆マギカ

魔法少女おりこ☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女おりこ☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
(2011/05/12)
原案:Magica Quartet、漫画:ムラ黒江 他

商品詳細を見る



魔法少女まどか☆マギカのスピンオフ(アウト?)作品。一応、基本的な設定の説明をしてくれるが、ほとんどさわりだけで、キャラに関しても初見の人はいまいちどういうキャラか理解できないと思われることから、アニメを視聴したことがある人じゃないと楽しめない一見さんお断りのスピンオフ漫画です。禁書を見てなくても超電磁砲を楽しむことができるけど、まどかを見てなくちゃおりこは楽しめないというわけです。

しかし、アニメ視聴済みの方もムラ黒江氏の癖の強すぎる作画には面食らうと思います。アニメのキャラデザとの違いだけでなく、一見何が描いてるわかりづらい時がある画面構成(特に戦闘)、直接的なグロ描写、どれも結構人を選ぶ作風なんでギブアップする人もいるかも。
自分は慣れるのに1巻2周かかりました。
個人的にムラ黒江氏の良さが発揮されるのは2巻になってからだと思うので、1巻で挫折した人も2巻を読んでれたらそれはとっても嬉しいなって。

1巻の内容はほとんどプロローグといった感じ。主役兼ラスボス?の織莉子(おりこ)さんが何を企んでるのか不明でだし、この作品がアニメ内でのどの時期なのかも不明で1巻だけ読んだだけじゃ何もわかりましぇん。
1巻の見所はズバリ杏子!
魔女をバッタバッタ薙ぎ払い、か弱き幼女を助けたり、その幼女といっしょに暮らすことになったり、幼女に万引きを手伝わせたりwと1巻のタイトルはあんこ☆マギカでもいいぐらいの八面六臂の大活躍!唯一の不満は胸が増量してることw 
今作のオリキャラである幼女ゆまちゃんと杏子ちゃんとのやりとりが微笑ましくも泣けます。魔女に親を殺され、一人になったゆまちゃんに最初は突き放しつつも、死んだ妹のことを思い出し結局いっしょに暮らすことになる杏子ちゃん。相変わらずの偽悪者ぶりで、ますます惚れるやん///
ともに辛い過去を持ち孤独であった二人。過去を思えば二人の生活はつつましくも?楽しいものであった。アニメ本編にはない一面が見れるのも杏子ファンとしては嬉しいところです。

後、今作はマミさんの活躍も見所。
なんてったってマミさん死なないからな!
死なないマミさんが見れるのはおりこ☆マギカだけ(笑)
チーズ大好き魔女にも油断さえしなかったら勝てたんだからね!
マミさんの本格的な活躍は2巻で堪能できます。

※2巻については、長いし色々ネタバレになるので分けます。
魔法少女おりこ☆マギカ (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女おりこ☆マギカ (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
(2011/06/13)
ムラ 黒江

商品詳細を見る



で、2巻。
2巻はアニメ本編にも負けないぐらい面白いですよ!アニメ本編があるからの面白さとも言えますが。
2巻では、ついに今作の主役兼ラスボス?の織莉子(おりこ)とその愛人?キリカが動き出し、アニメ本編の魔法少女たちに勝負を挑んできます。
おりこの良い所は魔法少女同士の能力バトルが見れるところ。本編だとさやかVS杏子ぐらいだったからこれは嬉しいし燃える。魔法少女たちがその能力をフルに駆使して激突します。特にマミさんVSキリカは立派に能力バトルやってて必見です。

そして、2巻で分かることなんですが『魔法少女おりこ☆マギカ』最大の魅力は本編『魔法少女まどか☆マギカ』に対して真っ向から喧嘩売ってることだと思います。
おりこ☆マギカの世界はアニメ本編の10話の中でほむらが何回も繰り返してきた時間軸の一つで、まどかが最強の魔女クリームヒルト・グレートヒェンになり得ると判明してから1話までの時間軸の一つかと思われます。
織莉子は魔法少女としての能力“予知”によってまどかが世界を滅ぼす魔女になることを知り、世界を守るためまどかを殺害しようと企みます。まさに何を犠牲にしてでもまどかを守るというほむほむの物語であった『魔法少女まどか☆マギカ』に対する反逆ですね。

織莉子というキャラクター自体、暁美ほむらのアンチテーゼみたいなキャラクターですし。白と黒(どっちかっつうと紫な気がしなくもないが)、どちらも時間に関わる能力でエピタフ未来予知とザ・ワールド、バイツァ・ダスト時間停止・巻き戻し、公共の利益のためならどんな犠牲もためらわない織莉子と一人の人間(まどか)を守るためなら何でも犠牲にできるほむら。

今作のオリキャラ織莉子とキリカは実に良いキャラしてます。キャラデザは本編と全然違うけど、その抱えいてる悲しみが本編のキャラクターたちと遜色無くて、ちゃんとまどか☆マギカのキャラクターだって思えるんだよなあ。自分が何者であるのか知りたいと願った織莉子、今までの自分を変えることを願ったキリカ。織莉子は世界を守ることが自分の使命であると信じ戦い、キリカはそんな織莉子を愛し戦う。全然キャラは違うけどアルトネリコ2のインフェル・ネネシャを思い出すなあ、破滅の未来が待ってることも含めて…。

そんな織莉子とキリカの協力タッグに本編の実質的主人公ほむほむは大苦戦。そんな時に、駆けつけたのがマミ・杏子・魔法少女になったゆまの三人であった。
本編では見られなかったほむらが望んでいた魔法少女たち(-さやか、+ゆま)が協力して強大な敵に立ち向かうという図を見ることができるわけです。オラワクワクしてきたぞ!
しかも魔法少女が魔女になるという事実が判明してもゆまちゃんのおかげでマミさん絶望から立ち直ります。うわ幼女強い!
そりゃあほむほむも、もしかしてこの時間軸ならワルプルギスを倒せるかもと思っちゃうわ。
アニメ本編のifとしても良くできた作品だと思います。

しかしそうは問屋が卸さない。勝利と思われた本編チーム(+ゆま)、しかし織莉子の最後の一撃によりまどかは死んでしまう。織莉子にとっては勝負に負けたけど試合には勝ったということか。
こうしてほむほむは再びまどかを救うため、あての無いループの旅を続けることになりました、…という形で本編に繋がります。
織莉子とキリカの余韻あるエピローグで閉めとなります。他の時間軸だとこの二人はどうなってるんだろうなって想像してしまいます。

ところでゆまちゃんはなんだったの!?

いや織莉子の言うとおり、作中のキャラクター達に対しても読者に対してもフェイクだっていうのはわかるんだけどね。それでも、ゆまはこの作品しか出てこないわけだから一通りの決着をつけてほしかったなあ。ゆまちゃんの扱いがおりこ☆マギカで一番の不満点。


尺が足らなかったり色々粗があったりもするけど『魔法少女まどか☆マギカ』のスピンオフ作品としては非常に面白い作品でした。
スポンサーサイト

テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

劣化

Author:劣化
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR