私は貝になりたい

私は貝になりたい スタンダード・エディション [DVD]私は貝になりたい スタンダード・エディション [DVD]
(2009/06/03)
中居正広、仲間由紀恵 他

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8月15日終戦記念日に初放送された映画の感想です。
妻子とともに理髪店を営みながら平和に暮らしていた中居正広演じる清水豊松が、赤紙により徴兵されるところで物語は始まります。清水豊松は厳しい訓練を受け、これから過酷な戦争が待ち受けているのかと思ったら、あっさり戦争は終了。映画内で戦時の話は短く、戦争が終わった後の話がメインです。その短い戦時の中で命令されたある任務によって、戦後豊松は戦犯として裁判にかけられます。太平洋戦争後の問題として挙げられる事の多い極東国際軍事裁判をテーマとした映画です。


正直、あの中居くんにこんなシリアスな反戦映画で主役を演じる事ができんのかいなって思っておりましたが、自分の不明を詫びたいぐらいです。序盤のコミカルな役からの変化がなかなかで、終盤は鬼気迫る演技で素晴らしかったです。いや、ほんと見直しました(何この上から目線?)

その他、仲間由紀恵さんをはじめ、みなさん良い演技でした。が、一人一人の演技は良いんだけど、組み合わせが良くない。草薙が出てきてスマップが二人揃ったー!!とか、鶴瓶が出てきて、中居と鶴瓶って世界仰天ニュースじゃねえかwwとか、真剣に見てるつもりでも、そう思ってしまうでしょ!これそういうので盛り上がったり、笑ったりする映画じゃねえから(笑)
一人一人の役者さんは良かったけど、もう少しキャスティングを考えてほしかったなあ。時々コメディっぽい雰囲気の時あるから、余計そうなってるのかもしれない。

他にも、終盤の展開を際立たせるためにコメディのようなシーンがありすぎるとか、BGMがオーバーすぎるとか、当時の雰囲気があまり感じられないとか(これはどうやったって無理かもしれない)、冤罪であり釈放されるよう努力がなされたのに最後絞首刑になる理由付けが弱いとか、色々言いたい事もありますが、それでも良い映画だったと思います。
個人的に印象に残ったシーンは、豊松が最初に入った独房で出会った囚人が刑が執行される前に、仲間たちに別れを告げるシーンと、豊松の元上司が刑が執行される時に部下たちの無実を訴えるシーン、そしてラストの絞首刑の3つ。
特に、ラストの絞首刑のシーンは、力無く階段を昇る豊松、「貝になりたい」という独白など、主人公清水豊松の悲痛な姿が強く心を打ちます。


戦争の悲惨さを訴えた作品としても心を打たれましたが、それ以上に、この世の中にはどうしようもなく理不尽な事で死んでいる人たちがいるって事を訴えているような作品にも思えました。
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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

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